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June 29, 2007

重松清を読む

P1030785_2 ここのところ
重松清の本を立て続けに読んでいる。

きっかけは
娘が受験する学校の情報を調べていたときに
一番いいなと思っていた学校で
重松さんを呼んで講演会を行ったことが載っていて
それ以降、なんとなく気になっていたのだ。

アマゾンでレビューを読みながら
数多くある著作の中から最初に選んだのは
「流星ワゴン」

評判通り泣ける話・・・。
ちょうど電車の中で読んでいたときに一番いいところに来てしまい
危うく静かな車内で声を出して泣きそうになって
あわててページを閉じたぐらいだ。
(そこでタイミングを逸してしまったのでその後は泣けなかった・・・。)

確かに主人公の妻の行動については???で
大人の女性の書き方はあまり得意ではないのかな、とも思うが
さすがに文章は読みやすく
かつ物語りに引き込む力が非常に強くて
どんどん読み進めることができた。

次に買ったのは「日曜日の夕刊」
これは割と軽い短編集だった。
もちろん悪くはないけど、ぐっとひきつけるものが
「流星ワゴン」に比べれば少ないと思った。

そして今読んでいるのが「きよしこ」
冒頭の部分を読んだだけで
これはいい、と思った。

まだ途中までしか読んでないが、
主人公の少年が、言いたくても言えなくて
飲み込んでしまったたくさんの言葉たちを思うと
なんとも言えない切ないような、胸がざわつくような
そんな気持ちになる。

私もどちらかというと、しゃべる言葉では
言いたいことの全てをなかなかうまく伝えられないので
こんなに長い文章を書き連ねてしまうのだと思う。

作者もきっと主人公のような気持ちを子供時代にたくさん味わい
それを経て、このように人の気持ちを巧みに捉えた文章を書く
大作家となっていったのだろう。

彼の作品は、読者が日頃心の中にしまい込んでいる
痛みとか、苦み、疼きのようなものを
本当に巧妙に掘り起こして刺激してくる。
なんともいえない胸のざわつきが起こり
感情が揺さぶられる。

「日曜日の夕刊」の解説で、評論家の北上次郎氏が
「構成のうまさということでは、
 宮部みゆきと並んで双璧といっていい」
と絶賛しているが、確かにうまいと思う。
読後感の良さも、両者に共通している。
テーマが明るかろうが暗かろうが
読んだ後に絶望的な気持ちにはならない。
私は絶望するために読書しているわけではないので
読後感のよさは、非常に好感が持てるところだ。

宮部みゆきもいっとき次から次へと読んだが
今は、重松清の世界がフィットしているのだろう。
作者と同様、私も父でも子でもある年代だからか。

でも子供の気持ちをあれだけみずみずしく描けるということは
彼の中に未だに子供時代の感覚が新鮮なままで生き続けている
ということなんだろう、と思うと
それはとてもすごいことだなと感心してしまう。
昔味わった、わざわざ思い出さなくてもいいような感情を
引っ張り出して書く作業は、結構苦しいのではないか
と推測してしまうのだが
それをやってのけるのが作家、という職業なのだろうか。

ところで、重松清の作品が
中学受験の試験問題に本当にたくさん取り上げられている
という事実を、実はつい最近になって知った。
娘を受験させたい学校の過去問にも複数使われていて
講演会もあったことだし、また来年も出るかも、と思い
「小学五年生」、 「きみの友だち」
また2冊ほど買い増した(不純な動機)。

夏休みにでも娘に読ませようかと思っているが
きっとその前に私が読んでしまうことだろう。
「受験に出るかも」は口実なのがバレバレだ。。。

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June 28, 2007

マイフォト更新第3弾

P1030679_2s ちょっと時間がたってしまいましたが
なんとか第3弾アップできました。

今回は今月撮った分です。
絞りきれなくて
結局30枚近くになってしまいました。
(この写真は長者ヶ崎のカーブ付近
長者ヶ崎は葉山と横須賀の境目なんですね~
よくみると”狸注意”の標識が!!))

今回の写真は
地球交響曲第6番を見に行った日に
目黒の自然教育園で撮った写真と
NPOのキャンプでお世話になっている山梨の慧光寺さんからの富士
そして大好きな秋谷の写真が主になります。

秋谷に行った日は海の色がとってもきれいで
何枚も夢中で撮ったのですが
なんとカメラのISO感度を下げるのを忘れていて
(夕方感度を上げて撮った時に戻し忘れた・・・)
せっかくの写真にノイズが・・・(涙)

ということで今回の写真の多くは
ノイズ除去の加工がしてあるので
Web上ではあんまりわかんないかもしれませんが
私自身としては結構不本意です。うう。。。

さて、あとはGWに撮った分が残っているのですが
そこまで更新し切れるのか!!
そろそろ仕事がぁぁあ。。。なのです。

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June 19, 2007

マイフォト更新第2弾

P1020773_trm2s 引き続きマイフォト更新の
第2弾は今年5月に撮影した分です。

若干裏事情をお話しすると
一応目安として1月15枚におさまるよう
枚数を絞っています。
なぜなら、一度にアップできる枚数が
15枚までだから
という単純な理由です。

どうしても15枚以上にしたい場合には
再度アップしていますが
無制限に増やしてもただ枚数が多くなるだけなので
15枚という枚数をいい切れ目として
なるべく厳選するようにしています。

お楽しみいただければ幸いです。

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June 18, 2007

マイフォト更新第1弾

P1020404_s 本当に久しく
マイフォトの更新ができなくて
もう3か月分ほどがたまっています。

なので今回から
断続的に1ヶ月分ずつ、更新をアップしていこうと思います。

とりあえず今回は第1弾ということで
今年の4月に撮った分をアップします。

3月に撮れなかった反動で
4月以降はかなりの枚数を撮っているので
枚数を絞るのが大変でした。

桜なんか本当にたくさん撮ったのですが
結局2枚だけに絞りました。
普通の桜の写真を期待されていた方は
ごめんなさいです。

引き続き、5月分、6月分そして
GW特別編もアップする予定です。
詳しい事情等はまたそのときに。

ではでは、お楽しみくださいませ!

※上の写真は今回アップしなかったものから選びました。

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June 16, 2007

夏のにおい

今日 夏のにおいがした
通りすがりの 風にのって
鼻先に ふっとかおった

夏のはじまりを つげる
そのにおいの主は いずこ

白い花の 面影をさがす

P1060597_2s

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June 14, 2007

気づき、したがう

P1030162_s 実は、先日来、
ちょっと調子を崩していました。
ずっと気を張りながら
休日も仕事を続けていて
地球交響曲を見ようと
先週末にちょっとネジを緩めたら、
そのままバランスが崩れちゃったみたいで
次の日からどうも体調がすぐれなかったのです。

症状的には以前もなったことがあるものなので
きっと身体と心と両方疲れているんだなと思い
また目の前に「休め」「休め」というメッセージが次々と現れるので
それに素直従うことにして、
ちょっとの間ペースを緩めることにしました。

でも、先日ホクレア号に乗った日から
すっかりその症状が出なくなりました。
確かにあの日はとてもいい日を過ごすことができて
気持ち的にも非常に満ち足りた、
すっきりとした気分でいられたので
うまくリフレッシュできたのでしょう。

睡眠時間をとってもめざましい改善はなかったから
やっぱりメンタルな部分も大きかったのだと
今では思っています。

吹く風が気持ちよかったのか
大きなクスノキが力をくれたのか
ホクレア号とクルー達の想いがパワーとなったのか
どれが効いたのかはわからないけれど
いろんなものから元気をもらったことは確かなようです。

わかっているつもりではいますが
身体が出してくれているサインや声に気づいて、
それに素直に従うことは大事だな~と改めて思いました。

サインに気づかなかったり、
気づいても気づかぬふりをしたりして
我慢しているうちに大事になってしまわないように
皆さんも自分の身体と心、いたわってあげてくださいね。

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June 12, 2007

ホクレア号乗船体験

P1030382_s ホクレア号、
という船をご存知だろうか。
船というか正確には
外洋航海用の大型カヌーである。

映画「地球交響曲 第3番」にも出演した
ナイノア・トンプソン率いるホクレア号は、

コンパスや羅針盤、GPSなどの
現在の航海で一般的に使われている機器を全く使わず
大昔、ハワイ人の祖先が
ポリネシアから太平洋を渡ってきたときに使ったとされる、
星や風や海の様子などの自然現象だけを頼りに航海を行う、
伝統的航海法=スターナビゲーションを復活させて
やはりその祖先たちが使っていたのと同じ形の大型カヌーを使い
ハワイからミクロネシアを経由して
はるばるこの日本へやってきたのだ。

そのホクレア号が今、横浜港に寄港している。
沖縄から九州、四国と日本各地をめぐり
最終寄港地として9日に横浜港に到着
今週末まで様々な記念イベントが行われているのだ。

私も「地球交響曲 第3番」でナイノアとホクレア号のことを知り、
今年日本に来ることを知った。
そして先日この映画の第6番を見た際に
横浜に来ているホクレア号で乗船見学会があることを知り
せっかく地元横浜に、本物のホクレア号が来ているのであれば
せめてこの目で見るだけでも。。と思い
みなとみらいはインターコンチネンタルホテルの先にある
ぷかり桟橋まででかけてみた。

その日の乗船見学会は10~12時と14~16時の2回、
先着順とのことだったので、
午後の見学会を目指し、昼過ぎにみなとみらいへと向かった。

13時半頃に現地に着くと、
そこには本物のホクレア号が泊まっていた。
整理券番号は136番、3時半からの乗船になるので
3時ごろに再度集まって欲しいといわれる。

後でわかったのだが、整理番号は160番までで、
私たちの組が本日の最終組だった。
もう少し遅ければ、本当に遠くから「見るだけ」になるところだった。
あぶない、あぶない。。。

ということで集合時間の3時まで微妙に時間があるので、
お隣の臨港パークで待つことに。
みなとみらいでもかなり奥まった場所にあるので
知っていたけれど今まで一度もゆっくりと訪れたことはなかったが
広々とした草原に、
クスノキや松などが気持ち良さそうな木陰を作っていて、
のんびりするには格好の場所だった。

P1030397_s 私も海辺の石畳の舗道近くに立つ
大きなクスノキの木陰に座り、
しばし読書タイム。

めくるページに
木漏れ日がやわらかい明かりを落としてくれる。
目の前には海、青い空と白い雲、そしてベイブリッジ。
吹く風がとても心地よい。
舗道を時折、自転車に乗った人達が通り過ぎていく。
ゆったりとした時間がそこには流れていた。

ようやく集合時間の3時になった。
桟橋には当たり前だが真っ黒に日焼けしたクルー達がいた。
そしてなぜだかスタッフやそして参加者たちも
やけにいい色に焼けている人が多い。
ハワイ風のファッションに身を包んでいる人も多く、
それぞれ結構な思い入れを持って来ているんだ
ということがわかる。

一度に乗船できるのは40人。
船首と船尾の2手に別れ、それぞれ順番にクルーから説明を聴く。

P1030447_s 船上は思ったほどゆれることもなく、
海からの風に吹かれながら
トランポリンと呼ばれる
甲板から一段高くなった場所に座っていると
とっても気持ちがいい。

話を聞いた後、あちこち写真を撮り、
クルーの寝るスペースで寝転んでみたりしながら
あっという間に30分の乗船体験は終わった。

P1030470_s 船から降りた後、
間近から船体に刻まれた
「HOKULE’A」
(”幸せの星”という意味らしい)
のロゴをカメラにおさめ
全体を眺め、余韻を味わってから
ゆっくりと桟橋を後にした。

印象に残ったのは解説をしてくれたクルーの一人で
今回の航海に日本人クルーとして参加した2人のうちの1人である
荒木汰久治さんのことだ。

P1030454_s 話の内容もさることながら
今回の経験でご自分が学んだことを
なんとかして少しでも
ここにいる人たちに伝えていきたい
という気持ちがとても強く感じられた。
静かにでもとても熱く語っていた。

荒木さんが書き綴っている今回の航海に関する日記も読んだが
本当に言葉では表しきれないほどの
とても強い、深い体験と気づきを得たことがわかる。

そしてそれは、航海についての学びだけではなく、
人が生きていく上で、誰しも必要とされる
とても大事なことについての気づきであり学びであったようだ。
だからこそ、これを多くの人に伝えたい
という気持ちがとても大きいのだろう。

たぶん、体験は航海でなくても、山登りでも
サーフィンでも、写真でも、絵を描くことでも何でもいいのだろう。

あることに夢中になり、何かに真剣に向き合って、
いろいろな事に直面し
喜びや苦しみ、怒りや悲しみを味わいながら、
それでも進み続けていった人であれば
同じような人生の学びが得られるのだと思う。

その学びは
頭で「わかる」のではなく
身体で「感じる」「納得する」レベルのものなのだろう。
そこには決して言葉では伝えつくせない
深い人生の真実があるんだろう。。な

荒木さんの話す姿、そして日記から
そんなことを強く感じた。

P1030485_s ホクレア号は今週末まで
横浜にいます。
もしよかったら
会いに行ってみてください。

詳しくはこちらから。

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June 10, 2007

インターナショナル・ティーパーティー

P1030322_ss 今日は、妻が最近仲良くしている
アメリカ人のご家族から
バーベキューパーティーに招かれていた。
しかし、あいにく朝から激しい雷雨で、
結局午後からの
ティーパーティーに変更となった。

ご自宅は何と大学の構内。
我が家からほど近いその大学の門をくぐり、
守衛さんに行く先を告げて、
学食の建物の奥にある
外国人用のこじんまりとしたテラスハウスへと向かう。

すでに表では子供達が遊んでいて
程なく大人子供入り乱れてのお遊びタイムになった。

今日の参加者は、オーストラリア人と日本人のご夫婦、
インド人のご夫婦と、オランダに何年も住んでいて、
最近日本に戻ってきた日本人のご夫婦
そして私達とホストのアメリカ人ご夫婦という合計5家族。
大人10人と、それぞれの子供が11人で総勢21名になっていた。

P1030323_ss そんな肌の色も、髪の毛の色も、
そして年齢も様々な大人と子供が、
水風船をぶつけあったり、
バレーボールやバスケットをしたり、

台車で坂道(大学構内!)を走り下りたりと、
思い思いに、でもみんなで遊んでいた。

言葉も英語と日本語が飛び交い
誰が何語をしゃべっているのか、
しゃべれるのかもよく分からないような状態。

実は我が家の4人が一番英語がしゃべれないのだが、
幸いなことにこの日来ていた外国人の多くは
日本語がとても上手で
(難しい日本語を駆使して俳句を作る方もいるぐらい)
英語がうまくしゃべれないということに
気後れする必要がなかったことは有難かった。

この日の目的は一応、
ホストファミリーのご主人の誕生日を祝うというものだったので、
ひとしきり遊んだ後は、
家の中でケーキとフルーツをいただきながら、
また思い思いに遊んだり、おしゃべりを楽しんだりした。

P1030360_ss でもまたいつしか外で遊ぶ子供達に交じり
結局日が暮れるまで外で遊びまくった。

実は外国人のホームパーティーに
行くなんてことは初めてだったので
”英語もろくに話せないし、
どう時を過ごせばいいのか”
特に”どうやって会話に参加すればいいだろう”
と正直出かける前は不安があったのだが
身体を使った”遊び”はノンバーバルなコミュニケーションなので
単純にとっても楽しかったし、
英語を話さなくても充分相手を近くに感じることができた。

我が家の子供達も、
英語なんてこれっぽっちも話せなかったと思うけれど
いつになく目一杯遊べて楽しかったみたい。
夕食時にみんながいつもより饒舌だったのがその証拠だろう。

とにかく、1回で懲りてしまうことなく、
また今日のように集まれれば楽しいだろうなと
子供達も含め心から思えたことが収穫だったと思う。

その代償は、全身の猛烈な筋肉痛、なんだけどね・・・。

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June 08, 2007

光を見て、音を聴く

P1030189_s その日は一日、
仕事をしないと決めていた。
ここ2週間ほど、
土日に仕事をしてもなかなかはかどらず、
「頑張れオレ!」と自らを叱咤しながら
仕事を続けていたので
この日1日だけは
自分のために使うぞと決めていた。

「The Artist's Way(邦題:大人のための才能開花術)」
を書いたジュリア・キャメロンは、
このような日を「アーティスト・デート」と呼んでいる。
自分の中の内なるアーティストを解放してあげて、
彼と思う存分楽しむ日なのである。

ちょうど、ずっと見たいと思っていた
「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第6番」が、
この日でロードショー最終日だというので
なんとかその時間を確保しようと仕事を頑張っていた時だった。

ひょんなことからその日の夜に
映画を上映している恵比寿から程近い目黒の庭園美術館で、
この映画に出演している雲龍さんという笛奏者の方を招き
サロンコンサートを開催するとのメールが知り合いから届いた。

映画を見るその日の夜に、
その出演者の生演奏が聴けるイベントがあるなんて、
これは何かのご縁かなと、ほぼ反射的に出席の返事を書いていた。

結局この日は、午前中に映画を見て
昼から同じ会場でこの映画の監督である
龍村仁さんのトークショーがあったのでそれにも出席し、
そして夜は雲龍さんのコンサートと
一日中、地球交響曲三昧な1日を過ごした。

しかも映画のパンフには龍村監督のサインをもらい、
最終日だからか映画のポスターも放出されていて、それももらい
購入した関連のCDも含めると、お土産もたっぷりとお持ち帰りした。

P1030182_s夜のコンサートまでの空いた時間は、
庭園美術館のお隣にある
自然教育園を1時間半ほどかけてゆっくりと歩き
(すごい久しぶり!)

ずいぶんと緑の色を濃くした木々の葉や、
そこに射し込み、森に微妙なグラデーションを作る太陽の光を
次々とカメラにおさめていた。

今回見た地球交響曲第6番のテーマは
「光を聴き、音を見る」だという。
なんとも不思議なフレーズだ。

ただ上映後の龍村監督の話を聴いた私は
自分なりに「光は音であり、音は光である」
と解釈して、結構納得していた。

私は写真も撮るが、
自分の中では音楽だって切っても切り離せない存在だと思っている。
今まで私の写真を見て、写真の中から”音”が聞こえる
ということを何人もの人に言われた。
その時は自分でもどういうことかわからなかったのだが
「光は聴くもので、音は見るもの」
つまり「光は音でもあり、音は光でもある」
と考えれば、そのわけがなんとなくわかるような気がしたのだ。

私は写真を撮るとき、
光を追い求めているな~という感覚を持つことがよくある。

光は目に見えるものとも言えるが、
特にこの日に追いかけていた、
緑の葉っぱたちの間からこぼれていた光は
はっきりとそこに形をもってあるものではなく、
ぼんやりと、なんとなく、空気が光っているような、
見えるような見えないような、
実体があるようなないような、そんな存在だった。

そんなはっきりとつかみどころのないものだったが、
そのときの私は、光の存在をなにか別のところで捉えていた。
「あそこに光がある」・・・と。

たぶん、私は光をいつものように見ていたのだが
いつも以上に”光を感じていた”のだと思った。
目に見える光以上の何かを、都会の森の中で確かに感じていた。

それを”音”として聴いていたかどうかはわからないが、
視覚以外の感覚でも光を捉えていたということは、
きっとあったのではないだろうか。

龍村監督も言っていたが、
目に見えないもの、耳に聴こえないものを何として感じるかは、
人それぞれらしい。
でもそこに何らかのバイブレーションがあると、
ある人はそれを光として、ある人は音として
そしてまたある人は何か別の感覚で感じることがあるようなのだ。

光を感じること、音を感じることは、
きっとその見えない、
聴こえないバイブレーションを感じることなのかもしれない。

ぜいたくな1日で、心はおなか一杯だった。
でも実は食べる間も惜しんでいろんなことをしてたので、
身体はおなかペコペコだったんだけど・・・。

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